2019年産駒 指名馬一覧と指名理由など

先日行われましたドラフト会議で指名した馬の一覧です。思いっきりスタートダッシュで躓きましたが、早く1つ勝ちたいものです。

 

1位 アブソルティスモ(父ダイワメジャー 母ラドラーダ 牡 藤沢和雄厩舎)

 

母タピッツフライ(手塚貴久厩舎)を抽選負けしたため、ハズレ1位指名。距離はマイルまでということは分かった上での指名でした。早々に6月2日の東京1600m新馬戦に出走しましたが、結果は完敗の2着。戦前で気になることといえば、最初のゲート試験が不合格となったくらいで、終始陣営も強気でしたが、いくら評判が良くても実際に結果を残すのは難しいですね。思った以上に、走り方にメリハリがなかったので、もしかして勝ち上がりにも時間がかかるのではという不安もよぎっています。

 

2位 アルジャンナ(父ディープインパクト 母コンドコマンド 牡 池江泰寿厩舎)

 

ご存じの通り、オーナーの名義が変更となりました。オーナーや厩舎サイドでゴチャゴチャした馬については、指名しないことが多かったのですが、馬自体は素晴らしくカッコ良いため、払拭してくれると信じての指名。既に入厩しており、ゲート試験にも合格しています。SS系らしく、激しい気性も兼ね備えていますが、そのあたりは厩舎も扱い慣れているので、新潟開催でデビューしてくれるでしょう。

 

3位 リズムオブラヴ(父ディープインパクト 母ミュージカルウェイ 牝 藤原英昭厩舎)

 

今年は(有)シルクレーシングに良い牝馬が集まりました。開幕週の阪神新馬戦で衝撃的な勝ち方をしたリアアメリアが桜花賞候補なら、こちらはオークス候補。ただ2頭を指名するのは戦略的にも厳しかったですね。あまり大きくはなく少し遅めの母系ですが、育成段階での評判は抜群でした。秋の京都開催で気品溢れる好馬体を披露してくれるはずです。

 

4位 アルファウェーブ(父Gleneagles 母Waveband 牡 藤沢和雄厩舎)

 

牡馬では一番好みの馬体をしていましたし、久々に大物感のある外国産馬を見たという印象です。もう少し下位でもよいかなとも思いましたが、どうしても指名したかったので、この順位となりました。正直なところ、距離も含めて適性はよく分からないのですが、愛国産ということもあり、北海道シリーズの内にまずは芝デビューさせるようです。

 

5位 レッドベルジュール(父ディープインパクト 母レッドファンタジア 牡 藤原英昭厩舎)

 

こちらのディープインパクト牡馬も既に入厩しており、ゲート試験をパスしております。加えて、かなり期待の持てそうな良い動きを見せてくれています。具体的なデビュー戦については、もうしばらくで分かると思いますが、そこは策士のトレーナーにおまかせしておけば安心です。今回は5位で初めて日本ダービーを狙える素質を持った産駒を指名した次第です。

 

6位 ルリエーヴル(父ロードカナロア 母ライラックアンドレース 牝 松永幹夫厩舎)

 

ラッキーライラック半妹。父は半姉の宿敵アーモンドアイを輩出したロードカナロアに変わりました。春先の評判を聞いていくうちに、「2匹目のドジョウはある」と思い指名しました。松永幹夫厩舎も完全に軌道に乗った感がありますし、扱った経験のある血統で、父親が変わり扱いやすくなっているとなれば、その期待も高まります。1点だけ気になるのは、SSの血が一切入っていないということですね。

 

7位 ブルーミングスカイ(父ディープインパクト 母ブルーミンバー 牡 角居勝彦厩舎)

 

2021年2月末で解散が決まっている角居勝彦厩舎。(競走馬生活は2歳・3歳のみではありませんので)オーナーサイドとの協議で、預からなかった縁の血統もいるわけですが、変わらずに良い馬が集まってくるのも、今まで築いた実績の賜物。解散前までに大物を輩出する可能性は充分にありますしね。昨年指名したトーセンカンビーナはあと一歩殻を突き破ることができませんでしたが、個人的に島川隆哉氏の所有馬とはそこそこ相性が良いというのもありました。ゲート試験合格後、一旦放牧に出されています。中京開催が目標。

 

8位 レーヴドゥロワ(父キングカメハメハ 母レーヴディソール 牡 池江泰寿厩舎)

 

約530kgの馬体に加え、体質が弱い面のある母系ですので、少し遅いかなとも思いましたが、つい先日入厩しました。そろそろレーヴディソールから大物が出ても不思議ではありませんし、誰が見ても迫力のある感じの馬です。師もお父上も、こういう雄大な馬はお好きなんですよね。

 

9位 ヴェルテックス(父ジャスタウェイ 母シーイズトウショウ 牡 池江泰寿厩舎)

 

こちらも評価の高かった産駒。「距離が延びても」とは言われていますが、最終的にはマイル以下の距離で落ち着くように思います。ノーザンファームしがらきまで来ているので、もうしばらくで入厩ですね。クラシックディスタンスという括りにこだわらなければ、この馬が今年の厩舎一番馬ではないかなと思うくらいの感じはありました。

 

10位 ヴィクターバローズ(父ロードカナロア 母モスカートローザ 牡 堀宣行厩舎)

 

オーナーの猪熊広次氏は購入馬の質も成績も年々上がり、そろそろ大きいところを獲られると思っていたところの日本ダービー制覇でした。厩舎・血統こそ違いますが、昨年も▲を付けたロジャーバローズの同時期と比べても遜色のない手応えです。とにかく運動能力の高そうな馬ですね。